HACCPの説明で登場することが多いコーデックス

HACCPは、伝染や異物混入などの危害要因を重点的に監視、これにより最終的な製品が安全であることを確認するためのシステムです。システムと聞くと非常に難しく感じてしまう人も多いけれど、HACCPの取り組み方などを理解することで難しく感じることなく小さなお弁当屋さんでも導入することが可能です。ちなみに、従来の管理システムがどのようになっていたのか、これも把握することが大切です。従来は、最終製品の一部について規定されている基準を満たしているのか否かを確認して、全体的な安全性を見るシステムになっていたため全ての食品が安全であるとはいえない、このようなデメリットが存在していました。

ところでHACCPの解説の中でコーデックス(Codex)と呼ぶ専門用語がたびたび登場するけれども、これはどのような意味を持つものなのかご存知でしょうか。コーデックスはWHO合同食品規格委員会そのもので、これを略してコーデックスやコーデックス委員会と呼びます。1993年にFAO/WHO合同食品規格委員会がHACCPの具体的な原則と手順を示して、食品の安全性をより高める目的で国際的に推奨した、このような歴史があります。原則と手順は7つの原則と12の手順で構成されているもので、これについてもしっかり理解することが求められますが、多くの人々が理解しやすいよう表現方法に工夫が行われていたり、事例などを交えて解説してあるので難しく考える必要はありません。

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