湿度計のセンサーも温度には注意

湿度計のセンサーは空気中に含まれる水分、つまり湿気を読み取り数字にあらわす装置ですが、実は温度変化の影響も受けています。湿度と温度は相関性が高く、市販の湿度計は特定の温度が含むことができる水分のうち、何%の水分が含まれているかという相対湿度を表示しているからです。センサーは空気の水分に反応しますが、影響という意味では温度も無視できないので、取り扱いには注意が必要です。湿度計のセンサーの精度に狂いが生じるとしたら、ストーブなどの温風があたる場所に設置してしまったり、ドライヤーで直接加熱した場合です。

他にも直射日光があたる窓際、炎天下で高温に達する車内の特にダッシュボードの上にも注意した方が良いです。湿度計のセンサーは温度の影響で狂うことがあるわけですが、常温の範囲内であれば、不可逆的なダメージを受けることは少ないです。逆に元に戻らないほどのダメージがあるのは40℃台後半だったり、50℃超えるような温度にさらされる状況となります。ただし、加熱が比較的低い温度に留まるとしても、熱いまま冷凍室のような場所に放り込めば、急激な温度の変化と差にセンサーが耐えられませんから、取り扱いに注意です。

湿度計に限らず、高温に対応していない装置は温度範囲に気をつけること、急激に温めたり冷やすようなことは避けることです。更に落下などの衝撃にも弱いですから、落としたり垂直に立てた状態から倒すことも避けるべきだといえます。

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